さて、映画怪物くんも9週目に入り、新作に押されて、ベスト10から消えたとのこと。
でも、かなりの粘り腰でしたよね?
一旦落ちながら、また戻したりして、数多くの媒体に露出して番宣に務めた大野さんの頑張り、報われたと思います。
興行成績の30億超えがどの程度の評価になるのか、正直、判断がつかないのですが、今年の映画界はかなり落ち込んでいるらしいですから、大健闘だったのではないでしょうか?
少なくとも、投入された原価は回収されたハズですので、その意味でも一安心であります(笑)
私ごときが心配するのも僭越ではありますが……(-.-;)
今回、原作者からも絶大と言っていい程の評価を受けた事もとても嬉しく思っています。
テレビシリーズでの折、最初はちょっと心配だったのだが、と言う様なコメントがありましたが、でも、大野さんの『怪物くん』をいたくお気に入りなのがコメントの端々から伝わってきて、映像化する際、原作者とのトラブルが結構多い事を聞いていますので、その意味でも嬉しさと安心感がありました。
中でも、
大野くんの怪物くんには品がある、と言って下さったと聞いた時は、もう、その通り
とツボど真ん中の満足感でした。
さて、ここからはあくまでも私の私見ですが…。
坊ちゃんは結構乱暴者で我が儘者。
それが、全て見終わると、愛すべきキャラクターに見えてくる不思議。
どこかで見掛けた評価の中に、それこそが大野智の力量、と言う様な表現がありましたが、『
品』というのもポイントなのかな、と思っています。
大野さんって、ホンの些細な仕種や立ち姿にも品を感じる人で、そこも惹かれた要因だったりするのですが、大野さんの中で生まれた「怪物太郎」にもベースとして組み込まれていたのだと思います。
だからこそ、『王子』の愛称がピッタリ嵌まったんでしょうね。
品を感じない王子だったら、ここまで愛されなかった、と。
憑依型と評される大野智にして、ここまで長い期間キャラと付き合ったのは初めてですよね?
彼の手になると、キャラクターはここまで確立し、映画の撮影の際には、何の指示もない、と言う稀有な事態が出現したのでしょうね。
そこに居たのは、
怪物太郎その人だったのだから
昨日、久しぶりに成瀬さんを観たのですが、あぁ〜別人!と再確認してしまいました(笑)